☆TEAMマツザキ☆松崎正尚の直球ブログ › 2011年06月14日
2011年06月14日
東北震災ボランティア (3/3)

ここで生活されているのは家を失った方たちばかり。
僕が胸を痛めたのは、広場の片隅に積み上げられた山田町のみなさんの思い出の数々を目にした時だった。
美しかった山田の街を背景にした集合写真。「みんなありがとう。これからも仲良くしてね。」とマジックで書かれた赤いランドセル。
これらの持ち主はみんな生きていてくれているのだろうか?

途中、滋賀県警のパトカー発見。
下は漁船と共に屋根上に打ち上げられたポルシェ。
ボランティアセンターでは三重県から来た支援スタッフの代表者にお話を伺う。「三重県もリアス式海岸を持つ津波危険地帯。このボランティアを通じて、この街の復興とともに勉強していきたい。」と。

夕方からは山田南小学校での炊き出し。
ここは広い体育館、隣接する幼稚園、学校自体が比較的新しくグランドでは支援者らによるイベントが行われ、大勢の子供らが笑顔ではしゃいでいた。自衛隊設営による仮設風呂まで完備していた。
高台に位置しているためか、一見すると全く被災地に感じられない様子であった。
いつものようにシジミ汁・アサリのバター炒め・鶏のステーキ・野菜サラダ・ウズラの卵。
被災してから、これほどの御馳走は初めてだと言う声を多く聞いた。
しかし、基本的に配給するのは避難場所の方に限定されてしまい、近隣の、住宅はあるが支援が行き届いていない方々へ満足な提供ができず、申し訳なく思えてしまった。
そこで調理しきれなかったキャベツやインスタントラーメンを少しずつ分けてあげると「ありがとうございます。ありがとうございます。」と言って嬉しそうに帰って行かれたのがとても印象的でした。


